ノットフェスト・ジャパンのマンソン公演に行って参りました。

北米と南米に続いて開催されたノットフェスの第二回日本公演にマンソンも出演し、これが今年唯一の日本公演となるので、重い腰をあげてライブに行って参りました。

幕張メッセの中は、左右にステージを分け、ステージセットの回転を効率化する演出でしたが、他方のステージがモニタ画面以外ではほとんど見られないという難点がありました。

マンソンは右側ブロックで、トリのノットとは逆の側でした。私は3バンドほど前から後方で待機していましたが、すでに会場内は熱気と汗で蒸し風呂のようでした。暑がりのマンソンのご機嫌は大丈夫でしょうか。

やがてマンソンの出番になり、会場が暗転するといきなりリアーナが大音量で鳴りだし、かなりとまどいました。一体誰の趣味よ。そしていつものクラシックのSEへと変わり、煙幕の中に、血まみれの吸血鬼の後ろ姿が、マイクスタンドを高々と掲げてあらわれました。

ステージ上手に、颯爽と、ロングドレスに鉄仮面をつけてあらわれたのはトゥイギーです。彼の衣装はスター・ウォーズのユニークなキャラ、カイロ・レンにインスパイアされたもので、魔導士のようにステージに華を添えていました。

そしてトゥイギーの反対側(下手)には、赤いギターを持った長身のタイラー・ベイツが立っています。彼は前回のマンソンの来日公演には、映画音楽の仕事のために参加できませんでしたが、今回待望の初来日となりました。

その他のメンバーは、ギターのポール・ワイリー、そしてドラムのギル・シャローンです。そしてドラム・テックのダニエル・フォックスも、いつものユニークなゴスメイク姿でサポートドラムとして参加していました。

マンソンは最近お気に入りの仕立ての良いゴシックなスーツ姿で、ベストのボタンがはちきれんばかりの恰幅の良さです。・・・この前のペイルエンペラーで確かジム通いを始めて体を絞ったとか言ってなかった?もうリバウンド?

マンソンが「トキオー!」と吠えると満員の観客から悲鳴があがります。今回トリのノット待ちの若いお客さんたちのノリが良くて助かったわー。前回のあのお通夜でマンソンが説教を始めた時、生きた心地がしなかったもん。

冒頭はエンジェル・ウィズ・ザ・スキャブド・ウィングスで、マンソンのおなじみの悪魔のビブラート声も健在です。いや、むしろ前よりよほど声が出てる!しかも上機嫌!今回セットが短くて単独公演なのが良かったのかな。

私は比較的前方できっちりモッシュに巻き込まれ、悲鳴をあげながらなんとか流されずに立っていました。今夜のお客のテンションはかなり良さそうね。

鼻水をフン!と飛ばしながらマンソンの2曲目、ディスポーサブル・ティーンズ。右手を挙げてティーン!と野太い声でお客が歌います。ほんと客のノリって大事。そしてベイツが赤いギターを高々と掲げ、ディープ・シックスへ。この辺からノリもさらに良くなりましたが、マンソンの滑舌も結構適当になってきたように思います。歌詞が飛んでるかな?別にいいよね、だってバンドの誰も驚いていないもの。

らみっちはたびたびドレスの裾をはためかせ、客席にアピールして飽きさせません。いい子だなあ。というか今回マンソンのクソのようなセクハラ芸がほとんど無かったのもよかったと思います。その代わりか、マンソンはマイクやモニタのトラブルがあっても、スタッフにキレたり、演奏をやめたりする代わりに、何度もベイツに訴えていました。なぜベイツ。ベイツ兄さんに言いつけてるのか。萌えるじゃねえかおい。

ベイツは前回の「ザ・ペイル・エンペラー」に続き、来年のバレンタインデーにリリース予定の新譜、「セイ・テン」でも作曲を担当しており、今回のマンソンのライブ・メンバーを招集した、マンソンの陰の立役者でもあります。ツアーにおける彼の存在は、マンソンの精神的な支えになっているものと思われます。

ここまでほとんどギミックを使わずに勢いで押してきた進行が止まり、暗黒の中に炎が浮かびあがり、客席から歓声があがりました。炎に包まれた聖書を掲げたマンソンが、ヘイトコールを煽ります。前方から控えめなコールが上がりはじめると、怒涛の轟音に襲われました。

ヘイトアンセムって久しぶり!しかも結構まともに歌ってる!マンソンはステージや客席を走り回り、ファンのスマホを奪い、大活躍です。あんなに客席にサービスするマンソンって結構久しぶりな気が。やはり単独公演の気楽さが彼を身軽にしているのでしょうか。きっとそうね。しかもフェスだし。

また、マンソンは、先日他界したボウイを非常に尊敬していたことでも有名であり、今回モブシーンのイントロに、ベイツのギターだけを伴奏にボウイの「ムーンエイジ・デイドリーム」を朗々と歌い上げていました。観客はほとんどポカーンとしていましたが。

そして今回、フェスでの持ち時間が非常に短かったこともあり、通常はセットで演奏されるドープショウウとロックイズデッドですが、ドープショウのみ演奏されました。ステージにはマンソンの肖像をあしらった666ドルの偽札をかかげ、詐欺師のような派手なジャケットをまとったマンソンが軽快にダンスを踊ります。

そして不気味なSEとともに、巨大な竹馬に乗って現れたマンソンが、スティックを振り上げて「スィート・ドリームズ」の歌唱指導をします。こちらも震えながら怒鳴りましが、マンソン先生は生徒の出来の悪さにキレる寸前だったようです。もう20年から歌い続けているのにねえ。

そしてインターバルで衣装を変え、気分も変えて、スタッフが下から支える手持ちのスネアドラムを叩き、太鼓の達人のように盛り上げるマンソン。そのままイントロになだれ込み、怒涛のビューティフル・ピープルで短いセットを終えました。

コンパッションの偽ドル札が空を舞い、あまりの短さにあっけにとられた客を置き去りにして、メンバーはステージを去って行きました。これだけ?ねえ本当にこれでおしまいなの?キュアーなら絶対あと3時間は演奏してるよ?

今回の短いセットの中でも、特に印象的だったのが、コーマ・ホワイトでの純白と血塗られた2色の百合の造花をあしらったマイクと、マンソンの被る赤いレースのマドンナ・ヴェールです。マンソンはかつてこの曲を、亡くなった愛猫リリーに捧げて歌いました。今回も、リリーの面影を偲ぶかのように、切々と歌い上げていました。

マンソン一行はライブ後、そのまま都内のバーへとしけこんだようです。おやすみ、また来てね。今度は新譜を引っ提げて、最高のショウを見せてね。

ノットフェスのオフィシャルに、当日のお写真がアップされています。

http://knotfestjapan.com/report/

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ライブの映像と写真がアップされています。


#MarilynManson(@marilynmanson) coverd #MoonageDaydream by #DavidBowie at #Knotfest Japan 2016

Yuki Shidaさん(@yukifreaky)が投稿した動画 -













セットリストはこちらにアップされています。

http://www.setlist.fm/setlist/marilyn-manson/2016/makuhari-messe-chiba-japan-6bface3a.html

Nov 6 2016
Marilyn Manson Setlist
at Makuhari Messe, Chiba, Japan

Angel With the Scabbed Wings
Disposable Teens
Deep Six
mOBSCENE
(with Moonage Daydream (David Bowie) intro)
Irresponsible Hate Anthem
The Dope Show
Sweet Dreams (Are Made of This) (Eurythmics cover)
Coma White
The Beautiful People





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